2006-05-28

周囲の支え、バリアフリー、公的資金

ふるさとの景色変わらず わたらせ渓谷鉄道
東京新聞

旧勢多・東村(現みどり市)出身で桐生市在住の詩画作家、星野富弘さん(60)が二十五日、第三セクター「わたらせ渓谷鉄道」に・・・
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「駅のバリアフリーなお課題」06年の障害者白書
日経新聞
政府は26日の閣議で2006年版「障害者白書」を決定した。1日当たりの平均利用者数が5000人以上の主要駅のスロープなどの設置率は・・・
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星野富弘さんは事故で手足の自由を奪われ絶望の中に追いやられましたが、キリスト教との出会いや母親ら周囲の人々の支えによって、絶望の日々から脱し、口に絵筆をくわえて様々な絵を描くようになった。その水彩画や書き加えられる詩の素晴らしさには私も心打たれます。
渓谷鉄道を始め多くの第3セクターはいま苦しみの中にいる。自助努力だけでは状況打開には限界があり、地域住民など周囲の協力が不可欠である。周囲の協力を得られるにはどうすれば良いのか。。。
日本は高齢社会を迎えている。高齢者運転の車による事故率が高い事を考えると、今の公共交通機関が高齢者にとって如何に不便な状況であるかを示している。
バリアフリー工事を積極的に行い、高齢者や身体障碍者が利用しやすい設備・車両にしていけば、更なる社会の高齢化に伴って、自然と鉄道利用者が増えていくと思う。復活のチャンスである。
しかし、チャンスをものにするための工事費が捻出できるとは限らない。無謀な経営で倒産寸前になった金融機関再建の為に、国は莫大な公的資金を投入し、法的・政策的な優遇を行った。それらの金融機関が息を吹き返し、投入された公的資金を返還しようとしている今こそ、国は各地の地方交通システムの再建に公的資金を投入しても良いのではないか。

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