2010-01-24

いよいよ動態復元へ

編集長敬白: 2010年1月19日 C61 20号機を搬出。

本日、ついにC61 20号機の復活に向けた移動が行われました。36年にもわたって鎮座していた群馬県伊勢崎市華蔵寺公園遊園地からの搬出はたいへんな作業で、同遊園地は昨日18日を臨時休園として、園内の遊戯物を一部撤去するなど、大掛かりな準備作業が行われました。...


C61の動態復元に向けて搬出作業が行われたようです。
引用しているブログ記事にはいろいろ写真が掲載されていますが、搬出作業が如何に大変だったかが感じさせる写真もあります。
動態復元ひとつとっても、JR東日本やサッパボイラだけの問題でなく、多くの企業の支えがあってこそなんだな改めて感じさせられました。

現役としての蒸気機関車が消えた事に伴って失われた技術は多く、前照灯ひとつですら当時と同じ物が作れなくなったと聞いた事がある。
D51498を復元した時よりも更に作業は困難になると思うが、是非、困難を乗り切って欲しい。

2010-01-17

安全性と低コスト

JR福知山線の事故前後から、JR各社でいろいろトラブルが目立ってきているような気がする。
巨大な赤字を解消する為に旧国鉄は分社化・民営化された。
人件費を安くする為、自社の社員を減らし、いままで自社でやってきた保守管理など数多くの業務を、人件費の安い外部企業などに委託する傾向が強まった。
確かにコストパフォーマンスは良くなったが、人材的ゆとりが無くなってきた事もあり、ひとたび事故や災害が発生すると、復旧までに国鉄時代には考えられない程の時間がかかるようになった印象がある。
民間企業は利益を上げないと立ちゆかない。利益を上げる為には「遊んでいる」人を減らし、不採算部門や赤字路線を無くすのが普通の方法だと思う。
「遊んでいる」人を減らすと言う事は、手が空いている人を減らすと言う事であり、事故などの突発的な事態が起きた時、すぐに駆けつけて対応できる人を減らすと言う事である。
保守管理を外注すると言う事は、外注した事項に対する安全性に対する責任を全部または一部放棄しているようなものである。

東京新聞に掲載された記事は、技術が優れていても保守管理する人件費を惜しめば、結果として安全性が低下する事を示唆する物である。即ち、近年の鉄道事故や復旧時間長時間化の問題が、JR各社特有の問題で無い。
今までのマスコミには「民営化すれば競争原理で全て良くなる」とか「復旧時間がかかるのは会社の怠慢」と言ったような、調査・検証が不十分で独断的な報道の傾向が強い気がする。
安全はタダではないし、何事も精神論的に解決できるものでもない。
公共の電波を使っているマスコミには、視聴率を稼ぐばかりでなく、もう少し背景まで踏み込んだ調査や検証をしっかりして欲しいと思う。

東京新聞:技術の国のずさん管理 ベルリンの都市鉄道 部分停止半年 :国際(TOKYO Web)

ベルリンの都市鉄道「Sバーン」が部分停止に陥り、復旧しないまま半年が経過した。「マイスターの国」の首都交通は、安全管理の怠慢から大きな痛手を被り、混乱はなお数年続くとの見方まで出ている。背景には、親会社ドイツ国鉄の民営化問題も見え隠れする。...
 

2010-01-11

祝・梅小路入館700万人達成 ほか

この1週間、立て続けに気分が明るくなるような話題が2件ありました。

入館者700万人を達成 梅小路蒸気機関車館で節目祝う:京都新聞

京都市下京区の梅小路蒸気機関車館が9日、入館者700万人を達成した。同館で記念式典があり、来館者とともに節目を祝った。...

梅小路蒸気機関車館|イベント情報
当館は日本の鉄道開業100周年を記念し、1972(昭和47)年10月に開館しました。その後、旧二条駅舎の移築を伴う大幅なリニューアル (1997(平成9)年)や、扇形車庫の国重要文化財指定(2004(平成16)年)などの幾多の出来事を挟みながら、2010(平成22)年1月9日午後2時頃、入館者数が700万人を達成しました。これも、ひとえに蒸気機関車に深い興味や関心を抱いていただいた皆様のおかげと心から感謝しております。
...「入館者数700万人達成記念」として、鉄道ファンに人気の「D型硬券(30mm×88mm)」に印刷した特別入館記念券を、有料で入館していただいた先着3,000名様(3日間合計)のお客様にお渡しいたします。

梅小路ではついに入館者数が700万人に達した模様。
そして、今日までですが、特別入場券も配布されているようです。
国内のテーマパークや博物館は、ごく一部を除き、依然として入場者数の少なさに苦しんでいる状況が続いており、私自身、1年以上、梅小路に行く機会を作れずにいます。
そんな中での明るい話題に、私はホッとすると共に、今年は何とか梅小路に行く機会を作ろうと思いました。

「私とみんてつ」小学生新聞コン:石原蔵人君が最優秀賞受賞 /岐阜 - 毎日jp(毎日新聞)
日本民営鉄道協会(東京都)が募集した第3回「私とみんてつ」小学生新聞コンクールで、各務原市立八木山小5年の石原蔵人(○○)君(11)=同市松が丘=が作った新聞「くらしと鉄道新聞 すべての人にやさしい“ユニバーサル・ステーション”」が最優秀賞を受賞した。
 石原君は幼いころから鉄道ファンで、よく家族で電車に乗って旅行するという。高齢で車いすを使うこともある祖父◎◎さん(74)の気持ちを考え、実際に車いすに乗った体験取材を行い、新聞を作り上げた。完成まで1カ月ほどかかった大作だ。
...
体験取材を「車いすの専用スロープがあっても実際に移動したら大変だった」と振り返った石原君は「駅で困っている人を見かけたら優しく接したい」と話している。...
( 念のため、本人の名前の読みと祖父の名前は本引用では伏せておきます。 )

各種団体の活動などもあり、バリアフリー対応の駅が増えてきたものの、その実施内容が不十分である場合も少なくないです。
病気して初めて健康の有り難さを知る事は多いですが、自発的に身体障碍(しょうがい)者の立場になって問題点を探ろうとする人は少ないです。
子供の素直な意識の中で、それを実行した少年の在り方に心温まります。

一概には言えないですが、昔の写真や話を聞いた所によると、昔の駅はまともにバリアフリー対応がされていませんでした。しかし、駅員や他の乗客らの手助けなどで、ある程度のフォローされていたようです。

現代は昔と比べて時代の流れが速いせいか、心に余裕というか落ち着きを無くしやすいような気がします。
本当に忙しい時は仕方ないものの、急ぎの用件がない時は、落ち着いてちょっと周りを見る習慣を身につけたいなって思います。

2010-01-04

あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

私はこの正月も大井川鐵道にSL詣でに行ってきました。
途中、SL列車は途中障害物の為、一時停車しました。
乗務員さんらが対応により、再び列車運行が再開されました。
発車時に少し空転したものの、力強い走りを見せました。

昨年は明るくなるどころか、その気配すら感じられない年でした。
今年は日本国内が力強くというか活気づく一年になる事を願っています。