2006-05-09

3つの明るい話題

ライトレール 市民が支えて
北陸中日新聞

「富山ライトレールとまちづくりフォーラム」が、富山市岩瀬天神町の岩瀬カナル会館で開かれた。・・・
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モレラ駅“好発進”
中日新聞
第三セクター樽見鉄道(大垣-樽見駅間)は八日、四月二十一日に開業したモレラ岐阜駅(本巣市)について、・・・
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全日空、高千穂鉄道支援へ…ツアーや情報誌掲載検討
読売新聞
昨年9月の台風14号で壊滅的被害を受け、経営を断念した第3セクター・高千穂鉄道(宮崎県高千穂町)を引き継ぎ、部分運行の再開を目指している民間の新会社「神話高千穂トロッコ鉄道」・・・
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珍しく今日は第3セクターの明るい話題が3つもあった。
第3セクターを自分たちの生活に密着した鉄道と認識して活動する話、ショッピングモール開設に合わせて出来た新駅の利用が好調という話、そして、航空会社が第3セクターから引き継いだ鉄道の部分運行再開を目指す民間会社を支援しようという話。
最初の2つの話は、全国各地で経営に苦しむ第3セクターとその地域住民が見習うべき話でもある。みんなで協力しあってもり立てていって欲しい。
3つ目の話は、珍しい部類に入る話であるが、粋な計らいをした全日空グループに拍手を送りたい。こういう会社には好感が持てるので、どんどん利用したいが、私にはあまり利用する機会がないのが残念だ。

箱物行政体質?

道新幹線、「開業1年前倒しも」 自民調査会長が見解
北海道新聞

自民党整備新幹線等鉄道調査会の津島雄二会長は八日、札幌市内で講演し、北海道新幹線・新青森-新函館間の二○一五年度末の開業予定について「少し前倒しできるのではないか。・・・
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鉄道などのインフラは、私鉄や第3セクターの現状などの状況を考えると公共事業で整備されるのは妥当な話である。
しかし、本当に住民が必要としているのか、10年後ではなく50年後までも見据えたものかと言うと疑問を抱かざる計画がたくさんある。( 鉄道に限らない )
過大な収益予想で計画を実施して「こんなはずじゃなかった!」と巨大な赤字を抱える話は良く聞く。もちろん、巨大な赤字が出来ても、将来をきちんと見据えた様々な増収策を打ち出し、赤字を縮小に導く例も少ないがある。
悪く考えすぎかも知れないが、単なる票稼ぎのため、一部の人に金をばらまくための計画でないかと私には思えて仕方ない。そうでない事を祈る。

お古は嫌?

すすまない「関門シティ電車」構想
JANJAN

1995年に、下関市と北九州市などが期成同盟会をつくった「関門シティ電車」構想は、依然として実現のメドがたっていない。・・・
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「関門シティ電車」構想が出来て10年経っても、進んでいないようだ。
この記事ではJR九州が交直両用車の新造をしないから、構想が実現しないと言う話である。実現のために常磐線で利用され廃車になる交直両用車の買い取りを提案している。とても良い意見だと私も感じる。
JR九州がそうしないのは、ビジネス都市をいくつも抱える本州JR3社と違い、観光客が無視できない経営事情があるからかもしれない。実際、うJR九州にはデザインに凝った車両が多い。それゆえ、実用的でもデザイン的にイマイチな中古車両は嫌がっているのかも知れない。
この記事を読んで、列車を経営基盤の弱いJR九州ばかりに頼るのではなく、経営基盤が強いJR西日本に車両を用意し、JR九州に乗り入れる列車を設定してもらうという方法も悪くないのではと思う。一方的に乗り入れされるのは嫌がるだろうが。。。