2006-08-12

本日のポー占い

ポー占い:日本有数運良し

嵐三太勇さんに、CSフジで日本有数中の鉄道番組「みんなの鉄道」(通称「みん鉄」)の過去日本有数分から人気の回がDVD化される事を教えてもらった。

学生時代の後輩であり私の鉄道のお師匠が、今日、名古屋に用事で来たので、お昼を一緒に食べた。1年半ぶりに会い、つもる話に花が咲いた。その盛り上がりは、彼が乗ろうとしていた列車に乗れない程だった。
次の列車まで約1時間、駅のホームで話に花を咲かせて後に、彼は目的地に向かったが、途中、落雷の影響で電車が不通になったため、そこで宿を取らざるを得なくなったようである。

気になる話題。

建設プロジェクトを支える新技術「デジタルATCシステム」
JR東日本
従来のATCシステムは、地上に設置されている装置(地上装置)から・・・列車を制御する「地上主体システム」でした。今回開発したデジタルATCシステムは、・・・列車上の装置(車上装置)が最適な速度パターンを計算する「車上主体システム」です。これによって、・・・
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私は知らなかったのであるが、お師匠は以前JR東日本を持っていたらしい。しかし、ある計画話を聞いて、その株を手放したそうである。
その話とは、山手線にデジタルATCを導入計画である。

デジタルATCは、列車に搭載したコンピュータが適切な速度を計算し、その結果に基づいて列車制御するシステムである。
メリットとしては、車両によって差のあるブレーキ性能を加味してブレーキを細かく制御できるのでガクンとくる急ブレーキがなくなる。また、ブレーキ特性をフルに生かせるので、従来の地上主体システムである閉塞区間方式よりも列車間隔の距離を短くできる。結果として朝夕のラッシュ時に輸送効率の向上が図れるのである。

しかし、当然、デメリットもある。
ブレーキ制御をその列車に車載された計算機が計算して行うので、万が一、その計算機が故障した場合に、列車のブレーキ制御がまともに出来なくなり、前を走る列車に衝突したり、後ろから走ってくる列車に衝突されたりする可能性がある。
従来のシステムは、細かいブレーキ制御ができなくて、乗り心地は運転士次第になる。しかし、列車の緊急停止の制御は、地上装置が行うので、デジタル式と比べると実績があり、安全への信頼性が高い。

乗降者数の多い山手線にそんな不安材料のあるシステムを導入したら、事故が多発し、株価が下落するから・・・とお師匠は考えたようだ。
実績がないからダメだとは必ずしも言えるわけではないが・・・

落雷と山手線

山手線が3時間余不通 駅に落雷、影響11万人
東京新聞

12日午後2時半ごろ、東京都千代田区のJR秋葉原駅付近で落雷があり、山手線は内・外回りとも・・・
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日本各地で荒れた天気だった今日一日だった。今日から帰省ラッシュが始まったが落雷でダイヤが乱れ、大変な思いをした人が多かったようだ。
太平洋戦争中までの陸軍による政権は、主要幹線の電化には反対だった。電気を供給する変電所が攻撃・破壊されたら、その区間を走る電車が動かなくなるためである。
今回の記事を読んで、そんな話を思い出した。

来春からDMVが釧路線で走ります

DMV釧網線で運行 浜小清水-藻琴間、来年4月から
北海道新聞

JR北海道は九日、線路と道路の双方を走れる新型車両デュアル・モード・ビークル(DMV)の営業運行を来年四月から釧網線の・・・
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ついにDMVの最初の営業路線・区間が決まった。きっと来年4月から夏過ぎまでは平均乗車率が80%を超えるに違いない。
航空機などには安全に運行するための乗車定員があり、それを超える人間は乗せてはいけない。一方、鉄道はそういう意味での乗車定員と言うものが存在しない。座席に座ったり、つり革に掴まれるくらいの「快適」に乗車できる人数が「乗車定員」である。駅員が押し込んだりせず乗り込めるのならどれだけ乗り込んでも「違法」ではない。DMVが線路上を走る時は乗車率200%だろうが問題ないかもしれないが、道路上を走るときはどうなんだろう。普通の自動車は乗車定員があるけど、あれは「快適」に乗れる人数なのだろうか、それとも、安全や法律に関わる厳密に守らないといけない人数なのか。。。。もし、後者ならば、線路から公道に出る最終駅で、「乗車定員」を超える人を下ろさないといけない。
土日祝は、全席予約制のようなので、乗車定員問題の心配はないと思うが、予約をしないと乗車できないので、利用しにくいシステムになりそうだ。