2006-01-10

さよなら交通博物館

5月閉館の交通博物館 万世橋駅の遺構公開
産経新聞

施設の老朽化などを理由に5月に閉館する交通博物館(千代田区神田須田町)で11日から、かつて同館と併設していた中央線のターミナル、万世橋駅の遺構が公開される。・・・
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長い歴史を刻んだ交通博物館も閉館まで4ヶ月強となった。いま交通博物館では、さよならキャンペーンが展開されている。
手狭なスペースで展示が大変だっただろうし、心機一転、鉄道拠点の街大宮に移転し、鉄道博物館としてオープンするのは良いことだと思う。
さよならキャンペーンの目玉は、やはり万世橋駅の遺構公開であろう。
より多くの人に見てもらうためにと、時間は1回20分と短いものの、一日に何回も見学時間が設定される。私も見学に行く予定である。
ふと思ったのであるが、交通博物館閉館後、この万世橋駅遺構などはどうなってしまうのであろう。取り壊されてしまうのか?それとも一部でも今度の鉄道博物館に移設されるのであろうか?
鉄道文化財は何も車両や運転台だけではない。駅舎や線路だって立派な文化財である。それとも2003年に復元された旧新橋停車場や東京駅丸の内駅舎以外の駅舎は文化財ではないのか?
何でもかんでも残せば良いわけでないが、博物館に一部移設・再現して、昔の駅舎を「触れて学べる」場所などがあっても良いのではと思う。