2007-01-28

本日のポー占い

ポー占い:運転運悪し

京都の路面電車導入実験や常磐線の保線作業車脱線運転は特にそうでしょう。

1年ぶりにサイトのリンク集を更新した。
新規の追加は少しだけで、どちらかと言うとリンク切れのサイトのURLを訂正した程度なのだが。

先日、ある民放の「生活改善提言番組」が改ざんデータややらせ問題で打ち切りになった。
非常に人気があると言うので、以前、私も2、3回見た事がある。いずれの時も私の知らない分野の内容だったが、明らかにデータ解析のアプローチが非常に非科学的な「ご都合主義」だった事は覚えている。
( 例えば、ダイエット効果の結果データを示した時、比較していた別のダイエット方法の結果は全く別の人の実施内容であった。同じ人とか遺伝子レベルで同じで体質的にもほぼ同等と思われる一卵性双生児同士が被験者なら科学的なのだが・・・。 )

科学は憧れるだけで、「科学的」とは何ぞやと言う人が、かなり多くおり、その番組が科学っぽいからとダマされていたのだろう。
もちろん、「科学的に確かめられている」と言われている内容でも、100%真実という保証はない。「そう説明すると上手く説明できる」とか「真実でないと言う証拠がない」と言うレベルのものがほとんどである。
( 参考文献:99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方 )
近年の理解離れ増加とエセ科学番組の隆興と関連があるのだろう。

誤解のないように付け加えるなら、科学的に解明されていないと言っても、十分に有用な事は非常にたくさんある。例えば、鍼灸などの東洋医学。
鍼灸とは何か、経絡(けいらく)とは何かなどを、科学的な見方をすれば、西洋医学に比べると「未開の地」である。しかし、非常に長い東洋人の経験によって編み出された、確実に実績の上がっている医療方法である。

「科学的だから」「非科学的だから」と感情論的で非科学的な二元論的な考えに陥らずに、科学的に冷静に考えるようにしなくては。。。と自戒の念。

日常生活と踏切

生活道路:諫早のJR事故で議論 利便と安全、どう両立
Yahoo!ニュース ( 毎日新聞 )

諫早市のJR長崎線で18日に起きた人身事故を受け、住民が普段から線路を横断する際に使っている踏切以外の「生活道路」の安全性がクローズアップ・・・
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「開かずの踏切」待ち時間短縮 JR米子駅構内
日本海新聞
JR米子駅構内改良工事の起工式が二十七日、現地で行われ、・・・車両数の減少に伴い留置線の撤去など設備の合理化を・・・
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ここに挙げた2件は「踏切」と言うキーワード以外は全く違う内容である。
これらの記事を読んでいて頭に浮かんだのは、50年後には踏切がなくなるだろうと言う希望的予想である。
踏切の設置コストは非常に高い。しかし、それがなければ、線路を横断したい人達の安全を保証できない。
踏切のない生活道路や開かずの踏切。。。踏切に対する全ての要求を全て満たす事は不可能である。もちろん、全区間の軌道を高架化したりや逆に地下化する事も不可能であろう。
そして考えついたのは踏切の全廃である。
列車の接近を知らせるのは鉄道会社の所有する踏切ではなく、未来においては更に高機能化するだろう携帯電話や時計であろう。
運航中の列車からは常時特殊な無線信号が発信する事となり、携帯機器がその信号のドップラー効果を計測し、GPS機能により計算された位置情報から、列車の接近を予測する事で、歩行者には線路横断禁止警告を出したり、自動車が線路に侵入しないように制御したりできているのではないかと。。。
無理かな?

SLの話題・・・JR九州のSL、4年ぶり復活へ

JR九州のSL、4年ぶり復活へ 熊本―人吉間
朝日新聞

JR九州の蒸気機関車(SL)が、09年夏から熊本―人吉間で復活することになった。05年まで熊本―阿蘇間を「あそBOY」として走っていた8620型で・・・
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阿蘇など勾配区間を走らなくなる事で乗りたいと感じなくなる人と、九州新幹線との連携で乗りたいと思う人とどちらが多くなるのでしょう。
沿線地域の活性化だけでなく、機関車に無理をさせないためにも、後者となる事を願います。
1車両の維持のために4億円と言う投資は決して少なくない額です。この投資の判断は正しかったとJR九州が、そして地域住民が思えるように応援していきたい。もちろん、今度こそ、新生あそBOY号には乗りに行きます!( 但し、大阪まで乗り入れする九州新幹線に乗るかはまだ決めていない。 )

「はやて」型高速列車が中国で営業運転開始

中国で「新幹線」運行開始・「はやて」型、上海から
NIKKEI NET ( 日経新聞 )

日本の東北新幹線「はやて」をベースにした中国の高速列車「CRH2」(通称、子弾頭=弾丸)が28日、在来線の・・・日本からの技術導入を知らない人もいた。・・・
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日本の新幹線がベースの高速列車車両は好評のようですね。
中国の高速列車は、日本以外にもフランスやドイツからも導入されますが、そちらの方はどうなんでしょうか。まだ進んでいないのか、それとも単に日本のメディアが採り上げないだけ?
日本からの技術導入を知らない人もいる辺りが、中国らしいなと感じます。
当分、中国の鉄道車両は日本や他の国々の車両技術をまねるだけの列車しか作れないでしょうが、各国の車両を模倣する事で、他の国ではできなかった各国の良いとこ取りの新型車両を作り上げるかも知れません。その時までに日本が画期的な車両を開発できていなければ、「逆輸入」状態になって、国内の車輌製造分野が負けてしまいます。
今回の「輸出」が、日本にとって開けてはいけないパンドラの箱でなかった事を願いつつ、また日本の技術者やメーカーに期待しています。