2012-01-03

2012年 蒸機詣で

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

この正月は大井川鐵道と愛知子どもの国に蒸機詣でに行って参りました。

大井川鐵道では、今年の元旦のSL列車は重連運転でした。


なかなか見られない重連運転と言う事で正月早々、大井川鐵道に向かいました。
過去の正月と比べて今年のSL列車は乗客が多く、お座敷客車を含めて客車が7輌という繁忙期並の長編成。
線路際には多くのファンがカメラを構えており、重連運転への注目度の高さを感じました。



終着の千頭駅ではSL列車乗客へのお年玉プレゼントの発表があり、駅前では地元の方による太鼓演奏がありました。
お年玉プレゼントは残念ながら外れ、蒸機撮影していた為、太鼓演奏は響いてくる太鼓の音を聞くのみでした。



上りのSL列車を川根温泉付近で撮影する為、一足先に電車で川根温泉笹間渡駅に向かいました。温泉に軽く浸かり河原に下りてSL列車を待ちました。
汽笛が聞こえSL列車がやってくる。
カメラを構えて。。。あれ、重連じゃない???プッシュプル???
列車通過後、重連を期待していた周りの人達も落胆の声を上げていました。
あとで聞いた所、227号機は途中で調子が悪くなった為、重連運転できなくなったとの事。
大井川鐵道と沿線観光の収入の要(かなめ)である機関車のひとつなので心配です。
故障が深刻なものでありませんように!!
尚、曇天で白煙が消え、コンパクトデジカメなのに流し撮りせず、被写体ブレした写真しか撮れていないのは、重連でなかった事による動揺の為で無く、単に私が何も考えていなかった為です。
終わりよければ全て良しとなるように、気を引き締めねば。

翌日2日は、存続が危惧されている愛知子どもの国に行って参りました。


ここで子ども汽車として走っているタンク機関車「まつかぜ」「しおかぜ」、テンダー型電源車及び客車は、昭和49年に福島県の協三工業で作られた車輌です。
特に機関車は石炭(ピッチ練炭)を燃料とする本物の蒸気機関車。
三河湾からの冷たい海風が吹く中、この日の牽引機「まつかぜ」は5両の客車を引っ張って元気よく走っていました。
今年が、この「まつかぜ」の故郷である福島県をはじめとする東日本大震災の被災地が元気よく復興への道を走ってゆく年になる事を願っています。