2007-06-09

本日のポー占い

ポー占い:ポー占い駆け込み乗車運まずまず

デジタルATCはダイヤのポー占い駆け込み乗車性を守れるか?

最近きちんと整理していなかったチラシやカタログを整理した。
少しずつ部屋の掃除が進んでいるが、まだまだ目標のレベルまでは遠い。

先々週購入した本「D51のメカニズム」(山海堂)を見る。
以前購入した「蒸気機関車のメカニズム」(グランプリ出版)と違い、いろいろな国産蒸機を対象とせず、D51に特化し、3DCGにより普通の保存機では見られない部品などをリアルに表現しているので、とても分かりやすいと感じた。
附属のDVDはまだ見ていないので、明日ゆっくり見てみようと思う。

教育で列車事故は防げるのか?

車掌の手記、遺族らに配布 謝罪の言葉なし 宝塚線脱線
朝日新聞
・・・車掌(44)の手記を遺族や負傷者に配り始め・・・「車掌は事故直後、適切な対応を取っていなかったことが分かる。JRがちゃんと車掌を教育していたのかも疑問・・・
リンク
教育を受けていても、あんな事故に当事者になったら、パニックになって何もできないのが普通の人間ではないかと思う。
事故が起こった時に適切な対処できるかどうかは、教育ではなく実践経験の豊かさに裏付けされた精神的なゆとりがあるかにかかっていると思う。

この車掌の年齢を考えると入社してから20年以上経つので、それなりに車掌経験歴が長いような気がする。しかし、十分な対応ができなかった事を考えると、その人個人の思考的・精神的にパニックに陥りやすい特性のためなのか、それとも車掌経験歴が短いのか?

もしかしたら、組織の活性化のためにクルクルと人事異動をさせ、知識や経験範囲は広いが経験年数が短い人材ばかり作っているのだろうか?
こういう人材作りをする会社が少なくないと感じる。いざ人不足の時に会社内で人材を融通できるメリットはあるが、重大なトラブルが起きた時に、パニックに陥り、役に立たないどころか、足手まといの人材ばかりになりかねない。

謝罪の言葉がなかった事も問題になっているようだが、事故調査委員会の報告書完成前と言う事もあり、JR西日本の対応自体が被害者に対してきちんとしたな謝罪をしていない以上、会社の姿勢に反するような言動をしないのは当然だろう。
第一、この車掌だけでなく、事故を起こした運転士もJR西日本の会社体制の被害者と思う。

ここの所、停車駅を通過したり、停車位置からオーバーランしたと言う新聞記事を多く目にする。原因は運転士の注意力散漫でブレーキが遅れたと言う話ばかりである。
脱線事故後で鉄道事故が注目を浴びやすい昨今であるにも関わらず、運転士や車掌を業務中に注意力散漫になるような労働環境においている鉄道会社の体制に問題は無いのだろうか?

デジタルATCはダイヤの正確性を守れるか?

東海道新幹線、試運転の新型車両が故障・停車…後続に遅れ
読売新聞
・・・「N700系」が、試験走行中の米原―岐阜羽島駅間で緊急停止・・・デジタルATCは、コンピューターで車両の位置を測定しながら、前方を走る列車や、減速すべきカーブ、駅までの距離などを自動的に計算する機能がある。今回のトラブルでは、一時的に位置測定が正確にできなくなり、安全装置が作動・・・
リンク
従来とは違ってコンピュータの計算結果に頼るデジタルATCを搭載した新型新幹線車両。
デジタルATC自体は既に実用化されているが、東海道新幹線のように走行速度が速く、そして列車本数が多い線区での投入は初めてである。
大量なデータ通信とコンピュータによって快適な車内と曲線の多い路線で難しかった高速化を実現し、コンピュータなどがトラブルに遭った場合は自動的に緊急停車する。今回は正にコンピュータの動作不良によって安全装置が働いた事例になる。
安全は第一にするべきであるが、もしこのようなトラブルが頻発すれば、日本の鉄道に求められ正確なダイヤ運行への信頼が低下しかねない。
N700系では、コンピュータや通信のトラブルの頻度低下に対してどのような対策を取っているのだろうか?
システムの二重化・三重化などはしているのだろうか?

欧州ではダイヤの正確さが有名なドイツ鉄道は、近年、ダイヤの遅れが他国並になってきていると聞いたことがある。
日本はドイツよりも正確なダイヤ運行が鉄道に求められる。近年、環境問題の観点から、できるだけ鉄道を利用する動きが始まっているだけに、その流れに水を差す事がない事を願うばかりである。