2006-05-27

風前の灯火

四川省に残るナローゲージの蒸気機関車
エクスプロア広州

上海近郊でもほんの最近まで蒸気機関車が見られたが、現在は完全に姿を消した。・・・
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中国の蒸気機関車は風前の灯火であるという事は知っていたが、話題に上がっているのはモンゴル地区のものばかりで、四川省にナローの蒸気機関車が生き残っているとは知らなかった。
現在の日本がそうであるように、中国もやがて無煙化が完了し、蒸機を懐かしむ声の高まりに合わせて復活蒸機のイベント列車が各地を走るようになるのであろうか。

本日のポー占い

ポー占い:対応運停滞中

これなら、対応駅など、オーバーランが絶対に許されない場合でも対応出来ますね。

うちの中が以前のように静かになった。
ちょっと寂しい。そして、気がゆるんだのか、妙に疲れを感じている。

耐震強度に対するコメントいただきました

掲示板にコメントを頂きましたので、ここに転載します。


耐震補強についての疑問
  記事が気になる男 at 5/27(土) 20:48:05
耐震補強のコメントに寄せて。
今回の小型プレートによるものや前回の鉄板補強、これらは柱にせん断力が加わった時コンクリートの破断するまでの変形を大きくすることであって架構全体の強度を増加したのではありません。
要は柱の変形に対する粘り強さを増すこと、せん断に対しての補強に過ぎません。せん断に対しての基、規準の不備が神戸大地震で露呈しただけではないでしょうか。
耐震補強が架構全体の強さを増すことを意味しているなら、岩手の北上駅のような再補強で採用されているような工法こそ耐震補強といえるのではないでしょうか。北上駅では柱の鉄筋が切れたため已む無く曲げ応力に対しての補強として方杖などで柱に加わる水平力(せん断力)を少なくする工法を採用したものです。
柱の上下、すなわち上部の梁、下部の基礎との接合部では柱の曲げ、せん断共に補強は出来ていない。地震の度に規基準の不備をつかれ、工学の進歩と称して改正を繰り返している。だから耐震偽装以外にも多くの既設構造物が不適確構造物になっている。
破壊してから理屈、理由を付ける技術者、学者達、これでは解説者、評論家ではないか。大きな視点から耐震を考え、対処策を考える技術者よ出よ。

ブログにうまくコメントが付けられない。教えて。

今回もとても考えさせられるコメントをありがとうございます。

コンクリートは圧縮の力に強いが、引っ張りの力に弱い。
柱に曲げの力が働くと、曲げの内側には圧縮、外側には引っ張りの力が発生する。そのままではコンクリート柱は壊れてしまう。そこで、圧縮には弱いが引っ張りに強い鉄筋などでコンクリートを補強します。
地震では縦揺れや横揺れがいろいろ発生するので、その揺れの大きさや方向を仮定して、コンクリート柱に必要な鉄筋の量や組み方を決めて設計します。

昔はコンピュータが無いか貧弱だったため、複雑な計算が出来ず、揺れの仮定は大雑把にしかできなかった。だからこそ、安全率を高く設定する、現代から見れば過剰強度とも言える設計・施工がされていました。
近年のコンピュータの高性能化に伴い、様々な揺れのパターンを仮定する事ができるようになってきた。コスト削減の意味合いもあり、過剰強度を持たせる必要はないと安全率を下げてきたようです。
全ての現象をきっちり押さえて設計ができるわけでなく、それなのに安全率を下げていくのだから、当然、想定外の力が加わる事は珍しくないです。
(柱ではないですが、新幹線としては一番古い東海道新幹線よりも山陽新幹線の方が線路周りにガタが来ているようです。)

頂いたコメントのように大きな視点から耐震を考え、対処策を考えられる技術者が出てくるのが望ましいのですが、それは、なかなか厳しいでしょう。

例えば、物理学の世界で、ニュートンが発見した物理学だけでは説明しきれず、アインシュタインが相対性理論を提唱して説明できるようになった物事が多くあります。
「想定・仮定」の改訂は、「想定・仮定」に問題がある事が判明してから始まります。

「破壊してから理屈、理由を付ける」事は仕方ないと私は考えています。そして、「想定・仮定」の改訂は必ず発生すると考えて、後日に補強などが必要になっても、その工事が比較的容易に行えるように設計すべきであるとも考えてます。

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(人間でも上手くアルファベットが読み取れない時がありますが・・・。)

また、よろしくお願いします。