2006-06-10

刑事訴訟

再補強「一刻も早く」 北上駅橋脚損傷
岩手日報

北上市の新幹線北上駅耐震補強工事で橋脚内部の既存鉄筋が、工事に携わった作業員(60)によって故意に損傷された疑いが表面化して・・・
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多くの波紋を呼んだ補強工事による新幹線駅橋脚損傷問題。
「再補強されないうちは不安は解消されない」という利用者の声があるが、再補強されたからと言って安心では無いだろう。橋脚は大丈夫になったとしても、施設全体で見た時に橋脚以外の場所が地震で損壊しない保証が無いからだ。

技術的な問題ではないが、なるほどと感じた事にJR東が刑事訴訟を見送る理由がある。訴訟に必要な物証を準備するのにコストがかかりすぎるからとの事。確かに超音波など非破壊検査法が使えない以上、物証を得るには橋脚を破壊しなければならないからだとか。納得。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

訴訟は工事監理責任(JR東)、工事管理責任(工事施工者、俗に云う元請)も問われる事になり、単に施工ミスを立証するだけで下請け責任に出来ないのでは。新潟の朱鷺メッセの連絡橋落下事故での管理体制と責任体制の不明確さが事故によって表面化したが教訓にもせず、直接施工者に責任を持っていくのは、根は同じだと思います。今回はこれを避けただけだと邪推すら出来る。

jsasaki さんのコメント...

朱鷺メッセの連絡橋落下事故は、関心がなかったとはいえ知りませんでした。
監理責任と管理責任の問題ですか。。。
日本では他でも責任問題を曖昧なまま工事が実施されているのとしたら、ちょっと背筋が寒い気がします。
コメントありがとうございました。