2006-10-12

田園都市線のホーム接触と信頼問題

田園都市線のホーム接触、線路沈みと誤作動が原因
読売新聞

東急田園都市線(渋谷―中央林間)で電車が駅のホームと相次いで接触するトラブルがあり、その原因は線路の狂いと、電車の左右の傾きを調整する装置の・・・
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線路の傾きに関しては部分的な沈み込みだったからとの説明があったようだ。それなりの速度で進入・通過するカーブは、今回のようなホーム接触だけでなく、脱線などの事故防止のためにも、部分的検査ではなく、カーブ区間全部を検査する必要があったのではないか?
また、車両の傾き調整の空気バネの弁が駅通過中に作動した問題は、列車の安全システムに関わる重大な問題である。しかし、記事内容から装置の故障ではないようだ。
「想定外の動作」の一言で済ませないで、どういう条件下でこのような不具合が発生するのか確定し、早期に対策を実施して欲しい。

これらは、やはり経費削減の影響なのか?しかし、経費削減と言っても、安全な公共交通機関としての信頼を失ってしまったら、経費削減以上に収入減少が起こりうる。
東急電鉄に限らないが、目先ではなく、短期的には苦しくても、長期的な視野に立って、信頼を損ねない経費削減に取り組んで欲しい。

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