2006-10-17

ローマで地下鉄同士が追突事故

地下鉄同士が追突事故 1人死亡、約50人重傷 ローマ
朝日新聞

ローマ中心部の地下鉄のビットリオ・エマヌエレ2世駅で17日午前9時半(日本時間同日午後4時半)ごろ、停車中の車両に後方から走行してきた・・・
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先進諸国の鉄道では列車安全運行システムは、工事などイレギュラーな場所以外は、かなり自動化されている。しかし自動化の方法は各社まちまちである。

今回の事故はシステム機器の故障だったのだろうか?それとも安全判定条件の組み合わせが想定外だったため発生したのだろうか?
以前、シンドラー社のエレベータによる閉じ込め事故・死亡事故が話題になった。シンドラー社が想定した安全判定条件が甘かったため、本当は安全でないのに安全と誤判定したシステムが動作したためである。
人に危険を及ぼしかねないシステムでは、システムを構成する各種装置と統括する制御装置は常に信号のやりとりをする。重要な装置との信号が途絶えたら、その装置は故障したと判定して、安全装置を作動させるのが一般的である。

今回の事故を起こした地下鉄でも、そのような安全システムを組んでいると思われるが、その安全判定条件に加えるべき条件が足りなかったのだろう。

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