2006-11-09

DMVと不便な新幹線駅

DMV道外初走行 JR北海道 今月、静岡に貸し出し
北海道新聞

JR北海道が開発した、線路と道路の双方を走れる新型車両「デュアル・モード・ビークル」(DMV)が十一月下旬、初めて道外で・・・
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「こだま」と何本かの「ひかり」しか止まらない、在来線に乗り換えられないなど不便さによって、利用率が低く、地域経済の活性に役に立っていない新幹線駅は全国各地にいくつも存在する。これらの新幹線駅は、地域の必然の需要ではなく、根拠のない妄信から作られた請願駅である。

静岡でのDMV導入計画は、DMVが在来線乗り換え問題を解決して、観光客や地域住民がもっと新幹線駅を利用してくれるだろうとの予測に基づいた計画であると思われる。

それなりに効果が出るかも知れないが、JR東海道線にDMVが乗り入れたあと、どこまで走るつもりなのであろうか。単に在来線の富士駅と新幹線の新富士駅を結ぶだけならバスで十分である。わざわざDMVを在来線に乗り入れる必要はない。
今のところ、この計画におけるビジョンが見えてこないのであるが、きちんとした調査が行われた上で計画を進めているのだろうか?「DMVで結べば、利用者が増えるはず」という根拠のない妄信で作られた計画で無いことを願う。

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