2007-03-06

安全システムと支える技術

京浜東北線と山手線、始発から混乱…16万人に影響
読売新聞

・・・京浜東北線の電車の運転台の停止信号が点灯・・・並走する山手線外回りを走行中の電車でも・・・故障の原因は「レール直結装置」の絶縁不良と判明したが、始発までに終了しなかった・・・
リンク

一般に、高度に組み合わされたシステムは、正常に機能している時は非常に高度なサービスを提供できるが、一度トラブルが発生すると、復旧までに時間や手間がかかりやすい。
現在、運行本数の多い都市部の鉄道は、非常に高度な安全運行支援システムなしでは考えられない。
今回の問題で気になるのは、レール直結装置の絶縁不良という問題である。
こういう問題は発生頻度が低くても、珍しくないトラブルなのか、それとも、発生頻度の少ない、珍しいトラブルなのか。
昨今、珍しくなくなりつつある、レール亀裂・破断問題を考えると、行きすぎた感のあるコスト削減の影響で、高度な鉄道運行システムを支えるのに必要な技術力が不足しがちになっているとしか思えない。
なんでもコストかければ良いわけでは無いが、鉄道会社には、運転士だけでなく保線作業などの品質管理をしっかりして欲しい。

0 件のコメント: