2007-03-30

ローカル路線廃線に思う

『再生にイメージ一新必要』
東京新聞

鹿島鉄道(石岡-鉾田)が三十一日で廃線となり、約八十年に及ぶ歴史に幕を閉じる。茨城交通湊線(勝田-阿字ケ浦)でも存廃問題が浮上するなど、相次ぐ地方鉄道の廃線問題・・・
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太鼓や踊りでさよならを くりでん31日廃線
河北新報
宮城県北の第三セクター・くりはら田園鉄道(くりでん、栗原市)が31日に運行を終え、栗原軌道時代の1918年から89年の歴史に幕を・・・
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鉄道路線存続問題に限らないが、バブル景気の頃くらいから、将来を見据えた考え方のできる人や企業が減っているような気がする。それから、将来を見据えたつもりの妄想に基づいて、過剰投資をする楽観主義者も少なくない気がする。

車で街中を走っていると、高齢者ドライバーの証である「もみじマーク」を付けた車がヤケに目立つ。
そういう車の多くは、周囲を無視したようなマイペースだったり、危なっかしい動きもをしている。

困ったドライバー達だと思いつつも、鉄道の駅は遠いし、バスの本数は少ないし、商店街は消え、まともに買い物できるのはへんぴな場所に建設された大型ショッピングセンター・・・と言う状況を考えれば、高齢者ドライバーには背に腹は代えられない。
30年、40年と時間が経った時、私自身がそういう立場になりうる事を考えると、怖くて仕方ない。
確かに道路整備も必要。しかし、国や自治体は、過剰な投資をしているとしか思えない。
そもそも自動車というのは鉄道と比べてかなりエネルギー効率が悪いシステムである。

そんな投資より、ライトレールやDMVのように地域の状況に適応した鉄道システム開発への投資や、既存の路線維持の為の補助投資をして欲しい。

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