2007-03-21

尼崎JR脱線事故に対する説明問題

公述内容の説明を拒否 脱線事故遺族にJR西
東京新聞

尼崎JR脱線事故の遺族らでつくる「4・25ネットワーク」は18日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の意見聴取会で公述した内容についての説明をJR西日本から拒否された・・・
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事故調委報告書を批判 JR西の安全諮問委員長
西日本新聞
尼崎JR脱線事故を受けてJR西日本が設置した安全諮問委員会・・・JR西の公述については、永瀬委員長は「技術的、論理的に間違ったことは言っていない」と擁護・・・
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事故調査委員会の意見聴取会で公述内容についての説明を、遺族側がJR西日本に求めるのは筋違いだと私も思います。公述内容に基づいて報告書を作成するのは遺族ではなく、事故調査委員会だからです。

だから、遺族側は、JR西にではなく、事故調査委員会に説明を求めるのが筋だと思います。事故調査委員会が説明できなかった場合、JR西に対して説明要求を行うように遺族は調査委員会に要求すべきと思います。

また、日勤教育に関して言えば、運転指導のための教育が行われる本来あるべき形ならば、日勤教育は是非とも行われるべき。しかし、新聞テレビなどで報道されていたような、運転指導と関係ない実質的に懲罰でしかなかったら、被教育者の精神・考え方がが萎縮・マイナス思考になるのは当然と思える。

新聞記事にはJR西が設置した安全諮問委員会による擁護する根拠が書かれていないので、きちんと判断できないが、学識経験者としての擁護の明確な判断理由を知りたいものです。

あと付け加えて書くならば、安全諮問委員会を設置したのがJR西なんだから、JR西に対してあまり悪い事は言えないでしょう。

似たような事に、最近問題になっている某インフルエンザ治療薬を投与された10代の若者達が異常行動を起こす問題があります。
薬の安全性について、調査・データ解析して問題ないと判断した大学研究室には、この薬を輸入販売する製薬会社から寄付金が毎年のように入っている事が報道され、データ解析が正しいのか疑問視する声も上がってきています。

きっちり・明確にされた調査結果・判断基準が、早期に公開されることを願います。

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