2007-05-20

石綿健康被害と個人情報保護法

旧国鉄、石綿被害77人認定 死亡48人
朝日新聞

旧国鉄時代に機関車の補修や車両の解体などをした元職員らに、アスベスト(石綿)の健康被害が広がり・・・救済制度を知らない人も多いとみられ・・・個人情報保護の壁もあって元職員の名簿が作れない・・・
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解体作業が盛んだった当時は石綿による健康被害が一般に知られていない時代だった。だから、今このように健康被害が表面化してきた人が増えているのは仕方ない。しかし、救済が個人情報保護法によって阻害されるは間違っている。
個人情報保護法は、個人情報が漏れて、その人に不利益がもたらされる事を防止する法律である。しかし、利益・救済を受ける事に対してまでも阻害していたら、本末転倒である。
今回のような事例に対しては、本人の承認が無くても、救済する事項に対する利用に限っては裁判所などが審査・承認する事ができるようにするべきではないかと少なくとも私は思う。

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