2007-06-19

工事作業員の安全は可搬型ATSで本当に確保される?

JR米子支社が可搬型ATS使用スタート
山陰中央新報

JR伯備線やくも号死傷事故を受けた安全対策・・・可搬型ATS(列車自動停止装置)を初めて使用、事故以来一年五カ月ぶりに昼間の保線作業を一部再開・・・
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伯備線事故の悲劇は、様々な要因が絡んでいる。この事故は、過度の人件費削減の結果と思われる人不足(特に経験者)によるケアレス(不注意な)ミスの連鎖で発生したと言える。

だから、可搬型ATSがなくても、鉄道会社の司令所と工事請負会社(特に現場監督)の双方に工事業務の経験の長い人がいれば防げただろうし、今後も防げるだろう。
また、可搬型ATSがあるから安心とばかりに、油断してしまわないようにして欲しい。
そういう油断は、予想だにしない事故を招きがちだからだ。

可搬型ATSの要らなくなるような時代が早く来て欲しいものだ。

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