2007-06-28

非常用コック動作問題は現代日本の鏡

新幹線の非常用コック改良 走行中はロック、JR東海
中日新聞

・・・N700系の全車両で、すべての乗降用ドアにある非常用ドアコックを走行中は操作できないように改良する、と発表・・・走行中の「のぞみ」から男性が飛び降りて死亡・・・
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非常用のドアコックって、いつでも作動できたとは知りませんでした。
言われれば当たり前かも知れないけど。。。
しかし、走行中に操作できなくするって、どんな方法で実現しているのでしょうか?
その方法は本当に「走行していない時に非常用コックが作動」するのでしょうか?
停車しているのに走行中と診断されて非常用コックが作動しないと言うことはないのでしょうか?
( 新幹線走行中に車両にかかる風圧によって、非常用コックの動作にブレーキをかける方式なのでしょうか?停車すれば風圧がかからず、よって非常用コックを作動させられるとか? )

自殺者の道具として鉄道システムが利用される頻度が高くなっている現代日本では、新幹線だけなんて生ぬるい事を言っていられない気がします。
N700系には、他に監視カメラや電源コンセントがあちこちに設置されています。話によると窓が小さくなっているそうです。
行楽客よりはビジネス客の割合が増えていると言うか、車窓の風景を楽しむよりは、仕事か私的かは別としてPCや携帯など自分達だけ世界で過ごす人が多いと言うことです。
最新の新幹線には現代日本の実情がとても反映しています。
精神的に病んだ人が多い時代だからこそ、せめて仕事に向かう途中のひと時くらい、息抜き気分で車窓を流れる風景を眺められるように窓を大きくしてもらいたいものです。
以前電車通勤していた時、特に出勤時の明るい時間帯に限られてしまいますが、よく車窓の風景を眺めていたものです。同じ沿線を使っていても、季節によって風景は変わりますし、例えば、踏切で待っている人の様子なども日々の変化があります。普通の人が考えるほど通勤電車の車窓は退屈ではないと私は感じました。

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