2007-07-01

事故調は国から独立できるか?

事故調の独立など「提言続けたい」 JR脱線遺族ら
神戸新聞

・・・国の監督行政に触れながら、過密ダイヤを認可した責任などに踏み込まなかった最終報告書に「事故調委の限界を感じた」・・・国交省は・・・事故調査や分析を横断的に行う独立組織を新設する方針・・・
リンク

今回の事故調査に関わらず、国の機関は概ね国の責任に関しては触れたがらない傾向にある。
三権分立を謳った裁判所であるが、国相手の訴訟に対する判決を見ていれば、よくわかる。
将来的に事故調査に関する独立組織を国が作っても、運営資金などが国に依存する所が多ければ、実質独立ではなくなる。
下手に独立法人ができても、天下りした役人達で幹部が占められたら、元も子もないだろう。
独立法人を作る作らないではなく、今必要なのは、事故調査の経過が逐次公開され、事故調査が不合理に国に有利に行われていないか、中立的に行われているかを一般人も監視したり、質問できる保証を法的に行う事と私は思う。

日本では実現できるとしたら、政治家や官僚の世代がすっかり入れ替わるような何十年も先の話だろうか。
いっそ、今どきの日本らしく、米国の国家運輸安全委員会に日本の事故調査を外注(アウトソーシング)したり、調査員を派遣してもらう?

0 件のコメント: