2007-09-22

踏切の安全に関わる重大なトラブル・・・近江鉄道

警報鳴らず衝突事故 愛荘・近江鉄道踏切、1人死亡
京都新聞

・・・上下線2本の支柱(高さ約3メートル)の上部に設置された金属製の鐘内のコイル(電磁石)が破損したため、打ち鐘が作動しなかった。・・・赤色ランプは作動していた・・・
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私が自動車免許を取るために通っていた教習所では、踏切の所では一旦停止し、踏切の赤色ランプが点滅していないか、また警報音が鳴っていないかを確かめて踏切をローギアのままで渡るように教わった。
今回の事故では、赤色ランプは壊れていなかった。
今どきの教習所って踏切を渡る時は警報音だけを確認するように教えている?

もちろん踏切を利用するのは、自動車ばかりでなく歩行者や自転車などもある。
もし視力障碍者(視力が非常に低いまたは盲目)の場合なら、遮断棒のない踏切では、赤色ランプは当てにできず、警報音に頼るしかない。
亡くなった運転手には気の毒かも知れないが、運転ルールをきちんと守っていれば、こんな事故にならなかっただろうにと思う。そして、この踏切で視力障碍者が事故にならなかったのは幸いだったと思う。

法定の検査では検査回数などを含めて、どうしても異常検知に限界がある。異常検知システム構築や検査担当員増員は、利用客が少ない鉄道路線( 特に地方 )の場合は、かなり厳しいに違いない。
国も規制緩和を押し進めるなら、それと合わせて、市場原理競争に晒される鉄道会社に対して、低コストで安全を守れるシステムの提案など、しっかりサポートをしていって欲しい。

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