2007-10-30

省エネ型路面電車と都市環境

電池だけで走行、「省エネ」路面電車が登場
読売新聞

車内に搭載した電池だけで走り、停留所に止まった数十秒間に消費分を急速充電できる路面電車を・・・現在の路面電車に比べて約1割の電力量を節約できる・・・
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なるほど講座/再評価される路面電車
FujiSankei Business i.
・・・自動車交通の進展で廃止に追いやられ、かつての勢いを失ったとされる路面電車ですが、見直す動きも・・・鉄道総研が開発した新型路面電車・・・都市景観を損なう架線を張り巡らさずに済み、コスト削減にも寄与できると・・・
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電力量が1割節約できるといいますが、従来型の路面電車と比較して、製造時やメンテナンスに必要なエネルギーを含めて、トータルで節約できるのでしょうか?

しかし、単なる金銭やエネルギーの視点だけで考えるのは良くないですね。
FujiSankei Business i.の記者が指摘するとおり、架線が不要になり景観が損なわないのは、空間の束縛感・圧迫感を減らすので、精神的な観点から確かに大きな利点です。

一般車両を締め出すトランジットモールは、日本の都市部では、街の活性化よりも、渋滞による騒音や排ガス・排熱、交通事故など環境悪化因子を減らせる利点が大きいのではないかと思います。
もし都市部から一般車両を大幅に減らせれば、良い季節の時は空調に頼らず窓が開ける事もできる!また、自動車という熱源を減らす事で、ヒートアイランド現象の解消・軽減ができる!空気が良くなれば気管支系の疾患が減って、健康な人が増え、医療費も減る!と思い、そんな日が来る事を願ってしまう。絵空事?

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