2007-11-03

脱線簡易シミュレーションで安全を向上できるか?

脱線判定ソフトを開発  京大名誉教授、JR尼崎事故の解析通じ
京都新聞

・・・車両や乗客数、カーブなどのデータを入力すれば、列車がどれだけの速度で脱線するかが分かるシミュレーションソフトを、堂下修司・京都大名誉教授(情報処理)が開発・・・計算の簡略化で、一般的なパソコンでも可能・・・
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そもそも、こういう安全運行にかかわるデータは、鉄道会社が会社として持っていて、ダイヤにゆとりのない区間の運転士なら知っていなければならないデータではないのでしょうか?

安全に関わるデータ算出ソフトなので、計算・解析の実績が豊富な鉄道総研に計算の簡略程度の妥当性・信頼性を検証してもらう事はできないのでしょうか。
お墨付きをもらえれば、JR各社を始め、多くの鉄道会社で普及し、ソフト開発者の願い通り、低コストで鉄道の安全が向上するに違いないでしょう。

また、利益と効率化を優先しがちな多くの民間企業と違い、開発コストよりも安全第一と言う理想をもち、こういうソフトを開発しようと考えるのは、さすが国公立大学の名誉教授だなと感じました。
独立採算制が求められている国公立大学ですが、こういった良さが無くならない事を願わずにはいられません。

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