2008-02-11

JRだけの問題?

さび、結露原因 JR北海道防護無線誤作動 ショート濃厚、点検一度もなく
北海道新聞

緊急停止信号を出す防護無線の誤作動・・・JR北海道は八日、無線機内の部品にさびと結露が発生しショートした可能性が高い・・・JR東日本で過去に無線内の結露による誤作動があったことや、同じく検査に当たった鉄道総合技術研究所の見解・・・「定期点検不要の仕組みだが・・・
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防護無線って列車の安全運行を守る重要機器のひとつと私は思っていたのですが、定期点検が不要とされていると言うことは、JRや鉄道運行を監視する立場の国土交通省はそう考えていなかったと言う事ですか?

一歩譲って、サビなど出るわけないと、製造技術を過信し、機器に絶対的な信頼を置いていたとしても、JR東日本での誤作動があった時点から、鉄道会社への検査義務を課すべきではなかったのか?

経営的に余裕のない鉄道会社に更なる経済的負担を強いるべきではないのなら、国が資金補助をするとか、一定以上の列車密度がある路線に出入りする車両にのみ点検義務を課すなどの方策はあったのではないかと思う。
( 経営に苦しんでいるローカル線会社において、大都市のような高密度な列車運行は考えられず、防護無線の誤作動があったとしても、ダイヤが大幅に乱れるような事態は考えられない。)

デジタルにすれば良いという訳でない。アナログであろうとデジタルであろうと、機器がきちんと管理されていなければ、無意味である。
規制緩和の旗印の下、運行の安全に対して疎かになりうる事を放置する国土交通省の姿勢が続く限り、列車の安全性は低下し続けるのではないか・・・そう思えて仕方ない。

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