2006-01-30

民営化に思う

JR伯備線作業員死亡事故 保線管理12人で50キロ
産経新聞

鳥取県江府町のJR伯備線で、保線作業員4人が特急電車にはねられ死傷した事故は、福知山線脱線事故の再発防止を進めるJR西日本に大打撃となった。現場責任者の勘違いが事故原因との可能性が高まっているが、「少ない人数で増大する作業を消化しなければならない」という構造的な課題が透けてみえる。
リンク

運用マニュアルでは、ダイヤが乱れる時は作業区間の両側で見張りを立てるとなっていたらしいが、それをできないほど人手不足だったようである。
国鉄が民営化されJRになってから、本州JRの3社は確実に収益を上げているようであるが、世の中の「景気回復」と同じように、人件費をぎりぎりまで削ってであろうから、いざと言う時に人手が足らずになってしまう。
(福知山線脱線事故は、単なる過密ダイヤだけでなく、車両軽量化による影響も大きいと言われている、これも安全を検証する時間も人も不足していたと思われる。)
先日も書いたが、対策の無いむやみな民営化は考え物である。

0 件のコメント: