2006-01-16

安全運行はどこへ?

総武線でレール破断/動労千葉
レイバーネット

1月7日、総武緩行線・稲毛~西千葉間(下り)において、またしてもレール破断が発生した。これは、千葉支社管内において3年連続してレール破断が発生したということであり、極めて重大な事態だと言わなければならない。・・・
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このニュースは僕は知らなかったのであるが、この記事によると、信号機が進行と停止を繰り返しており、レール破断と判断できる状況において、現場の安全確認を行わず運転を再開し、実際にレールの破談部を通過したとの事。
これが本当なら、先日の脱線転覆事故を起こした後、安全運行を重視すると言った会見での話は、転覆が「予測不可で防げなかった」突発的な天候だったからと、安全運行重視は止める事にしたのだろうか。
民営化は、作業の無駄を省く事に繋がる。しかし、どこまでを「無駄」と定義するか次第で利益率は大きく変わる。利益至上主義の民営化の立場に立って考えるなら、何億人もの人間を輸送する中において、年に数回程度の事故が起こるのは、「仕方ない」と考えるようになるのは当然である。
(「郵政の民営化」も地方における郵政関連で不便を被るのは、利益を上げるのには「仕方ない」と言う姿勢である。)
放送や郵政、鉄道など社会インフラである公共的な事業は、民営化ではなく、国営のままの方が遙かに良い。ただ、国税をむさぼらないように、NGOというか中立的な立場の監視団体を準備すれば良いだけのような気がする。

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