2006-06-21

保存とコスト

国立駅舎 保存、極めて困難に
東京新聞

JR中央線の高架化工事に伴う国立駅舎の保存をめぐり、国立市議会は二十日、同市が提出していた「曳(ひ)き家工法」による・・・
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鉄道文化財として保存の価値はあると思う。ただ、気になるのは、この駅舎が単なる資料館ではなく、実際に利用している駅舎である点である。
古い物でも大切に使うから問題ないと言う考え方もあるが、古い建物だからこそ、どうしても安全対策に穴が出来る。心の貧しい人が多い現代、昨冬の下関駅放火・全焼事件のような惨事が起きる可能性は否定できない。
国立駅を訪れた事がないので、どんな構造か私は知らないが、最新の耐震・防火対策を施すためには、一度解体しなければ、設備の強化が図れないのではないのだろうか。解体したから文化財としての価値が下がるとは思わないし、歴史的文化財だからと、何も考えずに残せば良いのではないと思う。

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