2006-06-21

安全へのコストを削減するな

尼崎事故の資料館建設へ/風化防止狙い、車両展示も
東奥日報

JR西日本は21日、尼崎JR脱線事故の風化を防ぐため、事故に関する資料の展示施設を2006年度中に大阪府吹田市の同社敷地内に・・・
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自戒の意味を込めて脱線事故の資料展示施設を作るのはよいと思うが、一般の人でも見学できるようにして欲しい。
以前、紹介した本「JRのレールが危ない」(「臭いものには・・・?」、2006/06/09)を買った。まだ最初の方を読んだだけであるが、組織の一部だけなのかも知れないが、安全技術をないがしろにしている状況が報告されている。組織の一部だとしても、それを野放しにしておいて平気な組織とも言えるので、やはり全社的なものかも知れない。
自分の記事の中で引用した書評では、民営化に問題があるから民営を止めて国営に戻せと言うのか?と疑問を投げかけていた。
少なくとも私は、公共事業はできるだけ国営が望ましいと思う。但し、全てを国に任せきりではなく、国や鉄道会社と利害関係が存在しない第3者機関による鉄道運行・投資の適正を監視する体制が必要である。(第3者機関が中立性を欠かないように、人事や財務などは原則公開)
今の日本じゃ無理かも知れないが、10年後くらいには何とかならないかな?

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