2006-11-19

落石で軌道変形・・・JR津山線で脱線

JR津山線で脱線、25人負傷 近くに落石、線路ゆがむ
東京新聞

19日午前5時半ごろ、岡山市下牧のJR津山線玉柏-牧山駅間で、津山発岡山行き下り列車(2両、乗客25人)が脱線、横転した。・・・
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日本は山地の割合が高い国である。鉄道に限らず、どうしても斜面の崩れや落石が発生しやすい。
落石が起こった場所と同じ土質の近辺の場所は、非常に落石がしやすい場所と考えて当然である。しかし、JR西日本は今回の事故付近では落石防止の対策を行っていなかったようである。
優先順位がそんなに高くなく、落石対策待ちだったのだろうか?それとも最初から対策するつもりがなかったのだろうか?対策するつもりだったが、福知山線脱線事故などの事故が相次いでいたので、落石対策よりも脱線対策を優先してしまったのだろうか?
安全対策は泥縄式に行われてはいけないのであるが・・・何度も繰り返しになるが、安全二の次で利益第一主義の民営化の弊害としか思えない。コスト削減で保線作業など外注するのは構わないが、技術力・経験豊富な会社よりも、人件費の安いだけの会社に優先して発注している事態を何とかせねばならぬだろう。
政府は国営事業の民営化や規制緩和を精力的に進めているが、まともな監視機構を用意していないので、このままでは社会のインフラが骨抜きになってしまう!

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