2006-12-21

鉄道遺産の話題・・・今日は2件

消える勝川駅「赤れんがホーム」
中日新聞

春日井市のJR中央線勝川駅ホームの赤れんがが線路高架化工事に伴い取り崩されるのに先立ち、勝川駅の歴史を振り返る展示会・・・
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今現在の駅ホームの「基礎」部分に明治時代の名残があったんですね。
明治時代はホームが今より低かったと言うのは、言われてみれば当たり前かも知れないけど、改めて意外な気がします。
かつて蒸機が走っていた当時の名残を見に、年末年始休みのどこかで行こうかと思います。

スイッチバック廃止へ-JR和歌山線北宇智駅の名物
奈良新聞
明治29年の鉄道操業開始当初のスイッチバックが残っているJR和歌山線北宇智駅(五條市住川町)で、JR西日本(本社・大阪市)はスイッチバックを廃止・・・
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記事全文はネットで公開されていないので詳細は不明であるが、明治期に作られたスイッチバックがなくなると言う話。
近年の鉄道車両は、昔の機関車と比べるとずいぶん駆動能力が高くなったので、列車運行に手間のかかるスイッチバックは少しでも無くしたいと言う事なのだろう。ちょっと寂しい気もしますが、運転士の負担軽減の為には仕方ないと思います。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

京都造形芸大の内田先生が朝日の夕刊(12.22)で”文化財防災の取り組み”率先するのが国の使命と書いてられます。鉄道遺産もそうありたいものです。重要文化財の指定の有無に関わらず、鉄道遺産も産廃にしてはいけないと思う。処分は一瞬にして出来るが残す事は多くの努力と理解が必要、残す事の大切さが出てきたことは喜ばしい。

jsasaki さんのコメント...

コメントありがとうございます。

文化財とは・・・確かに、過去においては、「文化=芸術=絵画や彫刻、宗教的建築物」という考えが普通でした。
しかし、近年、工業製品に対して「グッドデザイン賞」など芸術性が認められるようになってきました。
保護すべき文化財とは何を考え直すにふさわしい時期に来ていると思います。
takatakatakaさんの仰るとおり、壊すのは一瞬。次の世代への遺産として残すべきモノを考え見極める思慮深さを、使い捨て文化に慣れてきた日本人は身につけなければならないですね。