2007-01-23

貨物船と貨物列車とトラック

四日市港埠頭に貨物鉄道構想
中日新聞

四日市港にまで貨物鉄道を敷き、埠頭(ふとう)で荷物を積み降ろしする全国初の構想実現に向け、関係機関が協議を・・・
リンク

コスト削減の観点からだけなら、記事中にも触れられている通り、日本の長距離輸送の拠点として中部地区は中途半端であるから、四日市港までわざわざ貨物用線路を引いても投資額に見合った需要は生まれないだろう。

CO2排出量を減らして本当に地球温暖化が止まるかは分からないが、石油や石炭の消費量との関連からCO2排出削減は、省エネに繋がる事は間違いないだろう。
政府などは京都議定書で定めた目標値に達成させるために何をやっているのだろうか?本気で達成させようとしているのだろうか?

コストをかけない、CO2は削減すると言うようないいとこ取りは無理だろう。

本気で削減を目指すなら、ガソリンや石油製品に対して、高率な税を課し、その税収を鉄道などの公共交通機関の支援に回すべきである。
( 大納税者である自動車メーカーを中心とした経済界からの大反発があるだろうから、そんな税法案は通らないだろう。 )

少子・高齢化の時代の流れの中で、本当に必要になるのか分からない高速道路整備を支援するぐらいなら、鉄道会社など公共交通機関に対して、整備不良などの杜撰な状態での運行・営業をしなくても済むように、適切な減税や支援を国レベルで行うべきである。
( 地方レベルでは、税収の少ない地域では、赤字路線を支えられるとは思えないからである。 )

それから、付け加えて言うならば、貨物列車輸送が盛んになって、トラック運転手の収入が減ったり、労働環境が一層激務にならないよう配慮もしなくてはならない。
難しい問題が山積しています。

0 件のコメント: