2007-02-07

鉄道と安全装置

踏切のセンサー、作動せず 東武東上線ときわ台駅事故
朝日新聞

・・・東武東上線「ときわ台」駅前踏切で6日夜、・・・が電車にひかれた事故で、駅ホームに設置された非常通報装置が使われなかった・・・踏切内の障害物を運転士に知らせるセンサーも・・・
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民放のニュース番組での報道を見た。「踏切内障害物センサー範囲が狭いのが悪い」・「駅利用者に対する非常通報装置の認知が不十分なのが悪い」という論調に嫌気が差した。
踏切内障害物センサーがそれ以外の領域までカバーしていたら、今回の事件の駅では、列車が停車する度に非常通知が鳴りかねない。それに対応するには障害物が列車かどうかを判定する装置がひつようになり・・・結果して過剰なコストと過剰な機能を持ったセンサーシステムになりかねない。
非常通報装置の認知が低い・・・というよりも、「自分がやらなくても誰かが通報するだろう」と言う群集心理が働いただけのような気がする。
福知山線脱線事故の「新型ATSがあれば脱線事故は起こらなかった」という短絡的な論調が多かった。
( やらせ・ねつ造が問題になっている某情報番組も短絡的結論の内容だった気がする。日本人は短絡的な思考しかできない人が多いのか? )

原因は何であれ痛ましい事故が起こったことには変わりない。
自殺志願の女性を助けようとして重体となった巡査部長には、早くこの状態を脱して欲しい。また、自殺志願の女性も命の尊さを感じられるように「生まれ変われる」事を願う。

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