2007-03-28

脱線事故と医療費

JR西 遺族治療費は「負担義務ない」
神戸新聞

尼崎JR脱線事故で家族を亡くし、心療内科などで治療を受けている遺族に対し、JR西日本がこれまで全額負担していた治療費を、「本来は負担義務がない」として、健康保険を使って治療・・・
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どこまで補償するかという問題はある。

遺族への十分な慰謝料が支払われている場合なら、その中から医療費を出すのであるが、示談等がほとんど進んでいない現段階では、やはり、慰謝料の仮支払いの形で、医療費はJR西日本から全額支払われるべきであって、被害者個人の健康保険を使用させるのはおかしい。

何故なら、その健康保険には、JR脱線事故と関係ない保険加入者が多くおり、一企業の事故による負担がのしかかり、保険料増加など負担増に繋がりかねないからだ。
( 例えば、交通事故では、被害者の治療費は加害者または加害者が加入している自動車保険から支払われる事になっており、被害者自身の保険は使用しないのが原則である。)

もちろん、もし仮にJR西日本が脱線事故補償のため、倒産の危機に陥ってしまったのならば、この限りではないと私は思うが、どう考えてもJR西日本は倒産の危機にあるとは思えない。
JR西日本に誠意ある態度を期待するのは無駄?

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