2007-06-13

ドア挟まれ事故と他山の石

ドアに手挟まれた客、40m引きずられ重傷…小田急線
読売新聞

・・・ドアに手をはさまれたまま約40メートルひきずられ、電車とホームの間に転落・・・骨折の重傷。車掌(19)が女性に気づかず、異常の際に発車できなくなる安全システムも作動しておらず・・・

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つい先日、JRでベビーカーの前輪がドアに挟まれ、引きずられる事故があった。この事故では車掌や駅員、そして列車ドアの安全装置による安全確保が不十分である事が問題になった。
今回は小田急での事故である。他社の事故は他人事なのか、それとも他山の石にする事できないほど余裕のないダイヤ運行・勤務態勢なのか?

「何やっているんだ!」「しっかりしろ!」「頑張れ!」と言うのは簡単であるが、人間の能力は有限である。日常的に100%の能力を要求される勤務をさせられていないだろうか?
余裕のない勤務は、トラブルの芽を見つけ出す能力を低下させる。そして、トラブル発生時にトラブル対応ができないばかりでなく、トラブルの影響を拡大させやすい。

「経費削減=人件費削減」が当たり前の現代日本。それが当たり前でなく、安全のためには経費をけちらない事が当たり前の時代は来ないのだろうか?

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