2007-06-23

JR停電事故とオーバーラン問題

JR停電 架線並走区間で停車 エアーセクション 電圧差で高熱、溶ける
東京新聞

・・・二つの変電所からの架線が並走する「エアーセクション」と呼ばれる区間内で電車が誤って止まったことによる架線の溶断が原因・・・「(越えてはならない)赤信号に気をとられ、早めに停止してしまった・・・
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この事故って、JR福知山線脱線事故以来、マスコミや世間が、不必要な程に騒ぎ立てているオーバーラン問題が運転士への精神的ストレスになっていたのではないかと感じる。

もちろん、ベテラン運転士のミスだから、オーバーラン問題の精神的ストレスだけが原因ではないだろう。
路線に寄るだろうが、運転士の勤務はJRになってから厳しくなっていると聞いた事がある。それが本当なら、日常的に心身共にストレスを受け余裕があまりない状態だったのでは?余裕がない状態へのオーバーラン問題のストレスが加わり、赤信号や停止位置への過剰な反応が出てしまったのではとないか?

運転士に対してオーバーランに気をつけろを注意するのは簡単だ。
しかし、運転士が考え事などうっかりミスが何故最近多いのかを、きちんと調査して対処しないと、今後もこのような事故は減るどころか、トラブルに過敏となってストレスが増加し、そして事故が増え続けるだろう。

安全装置を増設すると言うは技術的に可能であってもコストなど問題点が多い上に、今回分かった問題の再発防止にしか役立たない可能性がある。対処療法でなく根本的な原因解明と対策を国土交通省( や厚生労働省 )には実施してもらいたい。

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