2007-09-06

本日のポー占い

ポー占い:試運転運不調かも

きょうは、試運転をするためにあるような日です

台風が近づいている。進路方向から外れているためか、思ったより雨風が弱い。
明朝は無事に出勤できるかな?

雑感。

昨日、本屋でバーゲン中だった漢字の本を買った。
まだ数ページしか読んでいないが、その本を読む中で、戦後日本が自国文化の基本である言葉を如何に蔑(ないがし)ろにしてきたかを感じた。
漢字に関して言えば、当用漢字表の制定に伴う漢字文化の破壊である。
例えば、「慰謝料」という言葉は、元々は「慰藉料」と書いていたそうだ。「慰(なぐさ)め謝(あやま)る」ではなく「慰(なぐさ)め藉(いたわ)る」である。

そして、現首相が掲げていた「美しい国」作りについて思いが至った。
マスコミの偏った報道による偏見かも知れないが、「君が代斉唱・国旗掲揚の義務化」と「剣道・柔道教育の義務化」だけでは「上っ面だけ」「形だけ」で終わってしまうと思う。

本気で「美しい国」作りを進めるのなら、日本文化の根幹である日本語を守り、正しく教える・・・単なる受験知識ではなく、背後にある歴史・文学・思想を含めて・・・必要があるのではないかと思う。
漢字の観点から言えば、当用漢字制度を廃止し、元々使っていた漢字を復活させる事が最初にしなくてはならないと思う。
難しい漢字で、学校で教えないとしても、受験と関係のない一般書籍や新聞掲載時にはルビもしくはカッコ書きで読み仮名をつければ、字が読めるので、いざとなったら辞書を引いて意味を知る事ができるから良いと思う。

きちんとした日本語を使えるようになれば、文章理解力が向上が期待でき、数学などの他分野の学力も向上が期待できる事は、いろいろな人が主張しているし、私も同意見である。

また、義務化される小学校の英語教育についてであるが、いまの調子では受験勉強の延長上で終わってしまう気がする。
せっかく英語教育を義務化するなら、上っ面の会話表現や文法・単語を教えるのではなく、言語学の観点から日本語・英語の文化比較をし、国際社会に生きる為に必要な考え方を学ぶものでなければならないだろうと思う。

まぁ、現実的には、そんなきれい事ではないだろうが、マスコミの報道で知りうる範囲では美しい国作りの政策内容は、的はずれとしか私には感じられない。

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