2008-02-10

新たな蓄電装置

フライホイールでモータと電池に勝つ方法
日経エレクトロニクス

・・・このフライホイールですが,エネルギーの平準化装置と見るのではなく,エネルギーの蓄電装置として見ることができます・・・減速時のエネルギーをフライホイールに蓄え,そのエネルギーを加速時に再利用する次世代路面電車の実験を実施しています。蓄えたエネルギーで約2km走行できるそうです・・・
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高密度な蓄電池製造に欠かせないレアメタルは、産出地が限られており、それらはほとんど輸入に頼っている日本にとって、年々確保が大変になっていると聞きます。

現在の蓄電池は、化学的な反応に頼っているため、メモリー効果を始めとして電池の品質管理の難しさや寿命の長さ、そして生産や廃棄の伴う化学物質の処理に様々な配慮が必要です。

このフライホイールによる蓄電装置は化学的ではなく機械的というか物理学的にエネルギーを蓄える方法が実用化されれば、電池としての効率は、化学的な電池よりも落ちるかも知れませんが、製造から廃棄までのトータルで見れば、十分メリットのある蓄電システムになるのではと期待しています。

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