2006-05-10

蛍光塗装もダメ?

JR田代駅でまたオーバーラン、「ピカピカ陸橋」作戦失敗?
読売新聞

列車のオーバーランが続発し、防止策としてホーム線路上の陸橋に蛍光塗料を付ける「ピカピカ作戦」に乗り出していたJR鹿児島線の田代駅(佐賀県鳥栖市)で9日夜、またオーバーランが起きた。・・・
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下の投稿で、保線作業用台車の置き忘れ事故対策として蛍光反射テープの利用はどうだろうかと書いたが、JR九州のオーバーラン対策の結果を見ると難しいかもしれない。
持ち運びする台車と違い、この新聞記事ではオーバーラン対策を固定建物である駅舎に施すものであるから、光の反射に頼った蛍光塗料でなく、陸橋にネオンサインで駅名を表示する方法は無理だろうか。
もっとも明るさを抑えたとしても、四六時中表示させれば、電気代がかさむ。発光ダイオードなどは活用できないだろうか。
鉄道に限らず全てに当てはまるのが、「どこまでやれば100%安全」という基準はない。どこで線引きするかは難しいところである。ただ不注意から生じる単純なミスは少しの工夫で減らせると思う。

いろいろ考えている内、人件費を削るあまり睡眠時間が不足している運転士の現状が以前報道されていたのを思い出した。寝不足は、意識や駐中力が低下にする。特に夕方や夜間は顕著に低下する。もしかしたら、運転士や作業員の睡眠時間を十分に確保できるようにするだけで、台車などの置き忘れやオーバーラン事故をかなり減らせるかも知れない。

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