2006-05-10

国立大学の役割

脱線防止へ新技術 東大生産研
朝日新聞

00年の地下鉄日比谷線のような脱線事故は、車体のバネがきくようにカーブで台車との距離を3センチ程度変えるだけでなくせるかもしれない――東大生産技術研究所の須田義大(よしひろ)教授らは・・・
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東京大学生産技術研究所 須田研究室

須田研究室の公式サイトは1年前前から更新されていないので最新情報はわからないですが、鉄道や自動車で有意義な研究が続けられている事がわかります。
鉄道関係では、JRグループの研究所として鉄道総合研究所(JR総研)があります。国鉄時代は様々な研究に取り組んでいましたが、分割民営化に伴い、JRグループ会社として独立し、JR各社が独自に研究・開発をする事もやるようになってから、活躍の度合いが低くなったような気がします。
JR総研はJR各社と近い関係にあるために、JR各社が自分の所で開発した技術がJR総研を通じて他の会社に漏れるのを恐れているのだろうか?
そう言った点で、国立大学は、完全ではないものの民間企業と比べて独立性が高いため、利害関係をさほど気にせずに技術開発に取り組め、そして今回の新聞記事のような技術開発に至ったかもしれない。
その独立性を保たなければならない国立大学であるが、小泉改革の一環で独立行政法人化が進められている。これによって、大学の独立性がなくなり、ただでさえ下降気味の日本の技術開発力が更に落ちなければ良いが。。。

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