2006-05-12

過ぎたるは及ばざるがごとし

ATS緊急停止62件 JR広島管内
中国新聞

尼崎JR脱線事故を受けて設置されたJR西日本広島支社管内の改良型の列車自動停止装置(ATS―SW)が作動し列車が緊急停止するケースが、・・・
中国新聞・地域ニュース

稀だったとしても新型ATSによる緊急停止で1時間近い遅れというのは論外である。運転士の習熟度不足だから慣れれば大丈夫と言うのは安全性に対して消極的としか感じられない。
安全装置がついているから安心、積極的に安全装置を取り付けているから安全に対して積極的であるわけではない。運転するのは基本的に運転士であり、安全装置は運転士に何かあった時などに対する非常用であり、使わずに済むのが一番である。
その安全装置が頻繁に作動すると言うのは、運転士技術か過密ダイヤかそれ以外かは別としても問題ある鉄道システムといわざると得ない。
じゃあ、どうすれば良いのかと聞かれると、私には良い案が思い浮かばない。敢えて一案を出すなら、段階的に速度を落とさせる区間では、ATS地上子から、次の区間(距離)までに時速何キロまで速度制限をするかを運転席に表示させる事くらいだ。習熟度が低い運転士の熟速度がアップするに違いない。

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