2006-05-15

体験の場

気分はSL機関士だ!
京都新聞

本物の蒸気機関車(SL)の運転席に入って体験できるSL見学会が14日、京都府宇治市の山城総合運動公園(太陽が丘)であった。・・・
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体験型博物館の老舗である東京の交通博物館は昨日惜しまれつつ閉館した。( 来年秋に大宮で鉄道博物館がオープンので、私としてはさほどは惜しくは思わないです。)
交通博物館の素晴らしいところは、膨大な鉄道資料を収蔵・展示しているだけではなく、実際に触れて学ぶことができる点にありました。
人間は他の動物に比べ巨大な脳を持った事で理論的・概念的な考え方が可能になった生き物ですが、やはり生きた知識を身につけ・物事に興味を抱くためには実際に体験する事が必要です。
今回の新聞記事にあるような保存機関車の公開イベントは、身近な場所で乗り物の歴史や技術を体験できる貴重なイベントです。大人には大した事ないと感じる事であっても、子供はその豊かな感受性で多くの事を学びます。写真に写っている子供の興味津々な表情がそれを物語っています。
日本の子供達の理系離れが進んでいるのは、危ないから・受験に関係ないからと理科実験の時間が減らされて、科学や技術の素晴らしさを感じる時間が少なくなっているからかも知れない。何事も100%安全という体験は存在しないので、どこまで体験させるかを決めるのは難しいだろうが、私たち大人達は、子供達に様々な体験する場を与えていかねばならない。

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