2006-06-03

ファンのパワーを侮るな

管理委託の解除通知書を拒否 
中日新聞

三岐鉄道北勢線(桑名市-いなべ市)の阿下喜駅前に展示されている蒸気機関車(SL)をめぐる問題で、北勢線対策推進協議会は・・・
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ますます事態が悪化している三岐鉄道のSL下工弁慶号の話である。
ふと、2004年4月に名古屋ドームで開催された国内観光振興イベント「旅フェア2004」に出展していた三岐鉄道のブースでSL下工弁慶号のチラシをもらったのを思い出した。山のようにある資料をひっくり返して探し出した。
そのパンフレットの記述のうち、三岐鉄道に関わる部分をここに引用する。
(表紙)SL下工弁慶号 北勢線阿下喜駅にやってくる!
(中面)2004(平成16)年4月北勢線開業90周年にあたり、同じ特殊狭軌(762mm軌道)で運行している北勢線の活性化のため下松市のご好意によりお借りしました。

ブースにいた担当者は動態復元する事を言っていましたが、パンフレットには活性化のために借りたとしか記載がなく、動態復元するとか走らせるという記載はないようです。

推進している住民団体が不利かなと私は思ったのですが、その団体ASITA(北勢線とまち育みを考える会)の公式サイト( 育もう街!活かそう北勢線! )に掲載されていた新聞記事( 私は未チェックでした。)によると、一昨年7月に貸し出した下松市の市長から、運転反対している北勢線対策推進協議会の会長宛に動態保存( 注:動態で動けるように復元するだけでなく、動かす事も含めた意味合いと解釈できる )を承諾した文書が届いているとの事。
これが真実なら、北勢線対策推進協議会がこの時点で動態復元は許可しても動態保存は認めない事を表明しなかったのは手落ちであると言わざるを得ない。もっとも、協議会側は動態復元できないだろうと高をくくっていたのかも知れないが。。。鉄道ファンの熱意を侮(あなど)ってはいけない。

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