2006-09-29

愛知・桃花台線があす廃止

愛知・小牧の桃花台線、あす廃止
中日新聞

30日の営業で廃止となる愛知県小牧市の新交通システム「桃花台線」(ピーチライナー)の車両20両が行き場を失っている。開業から・・・
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需要見込みが楽観視しすぎの上に、経営努力が不十分だったと言われる愛知の新交通システム桃花台線が、いよいよ明日をもって廃止になる。
昨日の火災事故でストップした京葉線は何故あれほど影響が大きくなったのかと言うと、都心と沿線住宅地を結ぶライフラインのような路線だからである。
「都心に出るのが便利」→「沿線に住人が増える」→「列車本数が増えてますます便利」→「沿線にさらに住人が増える」の連鎖が起こっていたのに対して、桃花台線はそのまま名古屋市街地に出られず、乗り換えが必要なのにダイヤの接続がしっかりしておらず、「電車で乗り換えで行くより車で行った方が便利」→「列車本数が少なくなる」→「桃花台線が更に不便で車が欠かせない」の連鎖で利用者が伸び悩んでいたようだ。

経費削減のためと対処療法的に運行本数を減らす前に、根治治療的に対策を考える必要のある鉄道会社は多くないだろうか?
( 鉄道に限らず、先の事を考えないまたは、楽観視しすぎで経営している会社・団体・自治体が多すぎる。 )

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