2006-10-01

屋内信号施設絶縁・・・他社は大丈夫?

JR東、屋内信号施設を絶縁化…京葉線トラブルで対策
読売新聞

東京駅地下構内で28日に起きた電気系統のトラブルで、JR京葉線のダイヤが丸1日以上乱れた問題で、漏電が起きた際の二次被害を・・・
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屋内・地下の信号施設には高圧電流対策が施されていなかったとある。
漏電対策は一般に、漏れた電流を誘導して地面(=アース)に逃がす方法を取る。その為、対策対象施設が地中にあると、例え漏電があっても漏れた電流は施設側には来ず、そのまま地中を流れていってしまう様な気がする。
電流は伝導率の高い経路を伝って、電圧の高い方から低い方へ流れる。それ故、地中にあっても、電流の流れやすい場所を選ぶのは考えてみれば、当たり前である。
今回の事故をうけて、JR東日本は屋内信号施設の絶縁・漏電対策を施すとの発表をした。
屋内信号施設の漏電未対策と言うのは、建設費を削減するために、優先順位が低いとJR東日本が独自に判断して対策していなかったのか?それともJR各社・私鉄各社も同様なのであろうか?
もし、屋内信号施設で漏電未対策の設備がまだあるとしたら・・・。
大都市や主要路線を優先して早期に調査・対策をしなければならないだろう。これがJR東日本だけなら良いのだが・・・。

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