2006-12-24

鉄道技術の話題・・・フリーゲージトレイン新型車両

フリーゲージトレイン新型車両、九州新幹線などで試験走行へ
読売新聞

レール幅が異なる新幹線と在来線に乗り入れできる車両として、国土交通省が開発を推進するフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の新型試験車両が近く完成・・・
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現在の新幹線で非常に問題となっていたのは、台車の振動問題だったと言われていますが、今回のフリーゲージでも同様のようです。

リニア新幹線の実用化も重要だと思います。しかし、リニア新幹線は専用のインフラを建設しなければならない問題を抱えています。
既存のインフラを活用できるフリーゲージトレインは、「地方の経済活性化」として誘致される新幹線誘致に対する再考のカギとなります。
標準軌敷設に伴う長期的負債のリスクを負う必要があるのか・・・。社会の格差が進むからこそ、状況が悪化している地域はリスクを減らすべき。

期待のフリーゲージの技術は着々と革新している記事を見て、安心しました。
あと10年早く現在の技術までに達していたら、現在各地で進んでいる整備新幹線がもっと減らせたのではとも思いましたが、構造が複雑になればなるほど、振動解析は急速に困難になるので、解析に必要なコンピュータの能力を考えると、10年前だったら無理ですね。

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