2007-02-01

SL「あぶくま号」運行打ち切りに思う

SLの運行打ち切り JR磐越東線いわき・郡山間
福島民報

JR磐越東線いわき―郡山間で行われてきたSL「あぶくま号」の運行が今年度で打ち切られる・・・十分な経済効果が得られていないことや滞在型観光に・・・
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観光の売りになるものがあっても、認知度が低いから、全国各地の注目を集めるきっかけとしてSLを走らせる・・・それが観光客誘致におけるSLの「正しい」使い方です。
「SLが走れば、地域が活性化するだろう」って言うような、根拠のない楽観主義的な考え方は、バブル景気の頃ならともかく、一部の人を除き大半の人が経済的時間的にゆとりのないご時世には通用しません。
同じような例として「新幹線が停車すれば、何もかも上手く行くはず」と言うのがあるけど、それが実際にそうなった例ってあったかな?
磐越東線のいわき~郡山間の観光資源などは何があったのだろう。
ちなみに季節にSL列車を走らせて、観光の目玉にしている例としては、SL北びわこ号があります。以前と比べると本数が少なくなったので寂しいですが、長浜と中心とした北陸本線の観光キャンペーンに欠かせない存在となっています。
SL列車に限らないけど、人件費も維持費も通常の電車と比べて割高になると思われるSL列車を走らせるなら、売りとする観光資源が十分な市場調査に裏付けられて自信が持てる状態になってから走らせないと、無駄な出費に終わって当たり前と思います。この話題を知る他の人も大半がそう思うだろうに。。。

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