2007-02-10

非常ベルと列車への警報

非常ボタンは作動
東京新聞

東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で・・・非常ボタンを押そうとしたが「既に装置の作動を示すランプがついていて・・・警報は事故の後に聞いた・・・
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非常ボタンを押されても、実際に警報信号が列車に届いたのは事故の後って、非常ボタンの意味がないような・・・。
確かに、非常ボタン押してから、付近の列車に対して警報信号を送るまでのタイムラグが発生するのは仕方ない。今回の事故ではどれくらいのタイムラグだったのだろうか?
非常ボタンによる各列車への警報信号発信以外に、駅の非常ボタンと直接連動して作動する警告ランプや発煙筒を設置する必要があるのかも知れない。

以前、テレビを見ていて感じた事であるが、電子メールは郵便メールと違い、瞬時に情報やデータを相手に届けられるシステムだと思いこんでいる人が多いようだが、商業的利用が認められる遙か以前のインターネットの初期には、メールが相手に届くのに数時間かかる事は珍しくなかった。
また、いま話題の地上デジタル波放送でも、通常のアナログ波放送と比べ、何秒かのタイムラグが発生している。電器屋などでアナログ波チューナー搭載テレビと地上デジタル波チューナー搭載テレビが比較できるなら、同じチャンネルを見てもらうとよく分かるだろう。
「『電子』・『デジタル』だから速い」と言う保証はないし、「『アナログ』だから使い物にならない」と言う保証もない。

今回の事故に関しては調査中で、公開された資料が十分ないので、自分の勝手な意見であるが、安全保証に関しては、いろいろな事態を想定して、複数の安全手段が用意されるようになって欲しい。
( 例えば、今回の事故では、非常ベルの横に発煙筒を常備して、非常ベルを押してから、手動または自動で発煙筒を焚けるようにすれば、万が一、非常ベルによる警報信号の列車での受信が遅れても、もしかしたら、運転手が発煙筒の光と煙に気が付けば、事故の被害が小さくなるのではないかと思う。 )

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