2007-02-26

踏切事故と書類送検

JRの5人を書類送検へ
中日新聞

愛知県蒲郡市のJR東海道線で警報機に「こしょう」(故障)と表示された踏切に女性=当時(69)=が入り、電車にはねられて死亡した事故で、県警交通指導課と蒲郡署は・・・
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旧国鉄時代から続いている踏切の表示システムが近年問題になっているのは、今の鉄道ダイヤが旧国鉄時代には想定されていなかったダイヤ編成である事の現れであり、時代にあったシステムに更新する事は、それを管理・利用するJR東海の義務であろう。
しかし、そのシステム更新を怠った会社ではなく、システム更新に対する権限を持たないと思われる職員を書類送検する愛知県警のやり方は、トカゲの尻尾切りのようで何か釈然としない。
( もちろん、JR東海の社内規則に反していた事が立証されれば、その職員たちの責任になる。 )

遺族の主張「JR東日本は踏切に警備員を置くようになったと聞いた。JR東海でも今後そうした措置をするべきだ」と言うのは理解できないわけではないが、どの踏切に警備員を配置するかの問題がでるだろうし、すべての踏切に警備員を配置したら、鉄道の安全神話を崩してまで旧国鉄時代の赤字を減らしてきた民営化の意味は無に帰してしまう。

「通行しゃ断中わたらないで他へお回り下さい」への表示改修もどうかと思う。他の踏切に回って、渡れなかったらどうするのか。下手な事を表示せずに「通行しゃ断中」だけで十分ではないか?
携帯電話が普及した現代ならではであるが、問い合わせ先の電話番号を表示して、踏切の故障なのかダイヤの乱れなのか分からず、困った人がJRに対して問い合わせできるようにする手もある。。。迷惑電話が多くかかって、JR側が大変かな?

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