2007-04-07

鉄道安全考動館は自戒の施設となりうるか?

JR西、安全教育施設を開設 脱線事故現場模型、証言も
朝日新聞

・・・脱線事故の資料などを展示するJR西日本の施設「鉄道安全考動(こうどう)館」が3日、大阪府吹田市の同社社員研修センター内に開設・・・「事故の表面的な事実関係を述べただけ。・・・会社として何を反省し、教訓を引き出そうというのかが見えない」と批判・・・
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事故から歳月が経っていないと言うのは非公開の理由にはならないと思う。公共交通機関は「いま」現在進行形で存在している。
公共交通機関は単なるいち私企業ではない。国や自治体から大なり小なり法的・税的な支援を受けている社会基盤を担う企業である。

だからこそ、一般公開し、JR西日本だけではなく、他の鉄道会社や鉄道利用者に、鉄道はどうあるべきかを考えさせる施設であって欲しいと考える。

遺族感情の問題は確かにあるだろう。私は遺族ではないので非公開を願う理由は、物見遊山で見て欲しくないという事くらいしか思いつかない。もし、そういう理由なら、例えば1年以上前に事前予約制という形にすれば、1年後でもいいからと言う、真面目に問題に取り組みたいと考えている人にのみ公開できるのではないか。

JR西日本の鉄道安全考動館だけでなく、JR東日本や東京メトロも、自らの公共性を再認識して、事故再発防止のためにも是非一般公開をして欲しいと思う。
( 公開できるものできないものがあるだろうから、そのままは公開できないだろうが・・・ )

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