2006-06-18

静態保存機のアスベスト問題

6/4 の活動(アスベスト対策の後始末と汽笛外し)
D51470 梅林号:第一綴 岐阜の梅林号

6/2まで実施されたアスベスト除去工事あと初めて守る会の皆が中に入って何をやって行ったのかじっくり見てみた。・・・
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D51470 梅林号

岐阜市梅林公園に保存されている静態保存機も最近のアスベスト問題をうけてアスベスト除去を行ったそうです。記事によりますと、除去作業後のむき出しになった配管にアスベスト繊維が残っており、除去作業前にアスベストが塗料で塗り固められていた時よりも飛散しやすい状態だったそうです。
全ての業者がそんなずさんな作業をするとは思いません。しかし、業者選定を技術力を考慮せずに単に入札価格だけで決めていくなら、今回のような事態は全国各地で起きる可能性は十分高いです。
地域できちんと塗装し直しやさび止めなどをきちんと行なわれている保存機は、アスベスト除去作業しない方がかえって安全かも知れない。
しかし、きちんと管理されず、ただ朽ちていくだけの保存機は、残念ながら解体・廃棄( もしくは、他の保存機のために部品を残す)する以外に道はないかも。

アスベスト問題だけでなく、少子化対策や小学校英語教育義務化など、世論の中でいろいろな問題が取り上げられ、政府や自治体が対応を行っていくが、いい加減というか原因・背景や多様な現状をきちんと考慮せずに、一緒くたに扱った結果・・・と言うのが全然減っていないような気がする。

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